アメリカ英語かイギリス英語のどちらを選べばいいのかわからない。
小学生(高学年)からのおうち英語楽園ブログのねここです。
アメリカ英語とイギリス英語、どちらを学べばいいかわからない。
おうち英語を始めるときにぶち当たる疑問に、調べものマニアが全力で調べました。
ちなみにわがやは、アメリカ英語を主にQQキッズのフィリピンの先生(アメリカ英語)から学んでいます。
結論はどちらでもいい。
どっちでもいいんかい!
とはいえ、わが家では考察した結果、英語としてはイギリス英語が良さそうだけど、ここは日本なのでアメリカ英語を学ばせることにしました。
その理由は以下になります。
イギリス英語とアメリカ英語–それぞれのバリエーションが教えられる場所 より
この地図はイギリス英語とアメリカ英語のどちらの英語が学校で教えられているかを示しています。
アメリカ英語を学んでいる国は意外と少ない!
イギリス英語を学ぶ国の方が多いのですが、日本の教育課程ではアメリカ英語を学んでいます。
アメリカ英語とイギリス英語の関係は標準語と関西弁
Topic 02: アメリカ英語か、イギリス英語か、それが問題だ
要約すると、
- 植民地支配のなごりでイギリス英語を学んでいるか、第二次世界大戦に敗戦した影響で学校でイギリス英語かアメリカ英語を教わるかが異なる
- イギリスに来て日本人がアメリカ英語を話すと、東京に来た外国人が関西弁で話すのと同じような感じでしょうか
- 標準語がイギリス英語で、アメリカ英語も話されてるけどなまっている。という認識
- (でも、アメリカ人にとってはイギリス英語はなまりがあるという主張になるそうです)
イギリス英語は発音や文法が正しく綺麗です。そのため、国連など改まった場所やビジネスのプレゼンなどにも向いている。一方、アメリカ英語はカジュアルな印象。
この時点ではイギリス英語を学ばせた方が良さそうな気がするね♪
イギリス英語とアメリカ英語を話す人の割合から考察
とはいえ、実際にイギリス英語とアメリカ英語を話す人の割合が気になります。
現在、英語ネイティブ約4億人中、3億人がアメリカ英語を話すとのことです。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』英語 より
参考:126個!イギリス英語とアメリカ英語の違い|文法・発音・単語・スペルなど
要約すると
・イギリス英語を学ぶ国が多いが、人口としてはアメリカ英語を話す人の方が多い
単純に、今の日本の義務教育課程ではアメリカ英語を学びますので、おとなしくアメリカ英語を学んでおいた方が良さそうかなと思っていましたが、今後の世界情勢をみてイギリス英語を学んだ方がよいのではという考えもあります。
参考:アメリカ英語よりイギリス英語のほうが日本人に向いている説
要約すると
・アメリカ英語を学んでいるが、これからイギリス英語を話す人口が世界的に増える
・イギリス英語の文法や発音の方が分かりやすい
日本人に向いてるのはイギリス英語だけど、現時点では英語を話す人の人口を考えるとアメリカ英語の方かな。
文部科学省の方向性
文部科学省の外国語教育
○ 「第2期教育振興基本計画」(平成25年6月14日閣議決定)では英語教員に求められる英語力の目標(英検準1級程度又はTOEFL iBT80点程度以上等)を掲げており、上記の取組を通じて、養成段階における教員志望者の英語力をこうした水準にしていくことが望まれる。
【文部科学省「英語教育実施状況調査(H25)】
・公立学校の英語担当教員の英語力について、英検準1級以上、TOEFL iBT80点以上又はTOEIC730点以上の者の割合は、全国平均で、中学校で28%、高等学校で53%となっている。この値は都道府県により大きく異なっている。
(共通する課題)
○ 生徒の英語力については、第2期教育振興基本計画で掲げられている目標の下の達成状況は、これまでのアンケート調査によると中学校3年生で約3割、高等学校3年生で約3割となっている。今後、生徒の英語力のより的確に把握・分析し、学校における指導改善や生徒の学習意欲向上につなげることが重要である。
【文部科学省「英語教育実施状況調査(H25)」】 ・公立中学校3年生で約32%(英検であれば3級程度以上) ・公立高等学校3年生で約31%(英検であれば準2級~2級程度以上) |
○ 例えば、4技能を測る資格・検定試験と大学入試センター試験の得点換算表を作成し、受験者は資格・検定試験と大学入試センター試験のいずれか点数の高い結果を各大学に提出できる仕組みや、各大学の個別学力検査を代替することなどが考えられる。また、義務教育段階の中学校までの高等学校卒業時における入学者選抜における資格・検定試験の活用の在り方と大学の入学者選抜の違いを含め具体的な活用方法を検討する。
今後の英語教育の改善・充実方策について 報告~グローバル化に対応した英語教育改革の五つの提言~ より抜粋
大学入試で資格・検定試験を活用する場合
大学入試で資格、検定試験を活用する場合の一覧が文部科学省のサイトより抜粋しました。
ケンブリッジ大学英語検定機構
国際ビジネスコミュニケーション協会(TOEIC)
日本英語検定協会
・英検
・英検S-CBT
・英検CBT
・英検S-Interview
・TEAP
・TEAP CBT
ブリティッシュ・カウンシル1
ブリティッシュ・カウンシル2
ベネッセコーポレーション
CIEE国際教育交換協会(TOEFL)
IDP education
例えば……
英検2級を持っている ⇒ 総合点に10点プラス
英検準1級を持っている ⇒ 総合点に20点プラス
第2回 英語外部検定利用入試はどんなふうに利用されているの? より
各資格・検定試験はアメリカ英語かイギリス英語か考察
上記の資格、検定試験の中でも身近なものについて考察します。
英検
英検は公益財団法人 日本英語検定協会が運営。
アメリカ英語が基本。イギリス英語が混ざってくるのは上位級(純2級より上位)。
TOICE
TOICEは一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC:The Institute for International Business Communication)が運営。
アメリカ英語が基本。リスニングのパートは4種類の英語、アメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアが各25%ずつ使用。ただし、語彙や語法はアメリカ英語が基本。
TOIFL
TOEFLは一般社団法人 CIEE国際教育交換協議会が運営。
英語を母語としない人々の英語コミュニケーション能力を測るテストとして、アメリカの非営利教育団体であるEducational Testing Service(ETS)により開発。
海外の大学への進学用のテスト。
アメリカ英語を基本としながら、イギリス英語も混ざっていそうです。
もし、将来留学を考えていたら、どこの国に留学させてあげたいかを考えるといいですね。
アメリカに留学させてあげたいのにイギリス英語を学んでいては気取っていると思われるだろうし、同様にイギリスに留学させてあげたいのにアメリカ英語ばかりをしていてはこの人はなぜアメリカ英語の訛りがあるのかと気になるだろうし。。。
大学入学共通テスト
アメリカ英語が基本。イギリス英語も混ざっています。
大学共通テストがアメリカ英語が基本なら、日本の教育機関で学び続けるならアメリカ英語が正解。
日本で学ぶならアメリカ英語
これまでのデータや考察から、イギリス英語が標準語で日本人には学びやすそうなことが見えてきました。
ですが、日本の教育はアメリカ英語が主なのでアメリカ英語を学んでおいた方が無難。
これらのデータを客観的に見て、英語としてはイギリス英語を学ばせてあげたいところですが、日本で暮らしているのでアメリカ英語の教材から学習して、本人の意欲でイギリス英語を習得したくなったら、その時がんばってもらうことにしました。
お子さまの英語学習のヒントになりましたら幸いです。