Oxford Reading Club(ORC)はどのようなレベルの本が入っているのか。
また、ORCの中にある Oxford Reading Tree(ORT)を読み終えるとどのレベルまで到達するのか。
そして、英語多読の目標としているハリーポッターはどのレベルなのか調べました。
今すぐハリーポッターの原書を読みたい!
ハリーポッターのレベルが分からない…
小学生(高学年)からのおうち英語楽園ブログのねここです。
ハリーポッターはいつごろ読めるようになるか調べました!
英語のレベルを見比べる
文部科学省の「各資格・検定試験とCEFRとの対照表」
文部科学省が出している「各資格・検定試験とCEFRとの対照表」になります。
CEFRとLexile指数
CEFRとLexile指数の関係はこちらの表が参考になります。
CEFRのレベル感
CEFR | 目安 | 英語のレベル感 |
A1 | 初級 | ・簡単に自己紹介 ・天気の話 ・ゆっくり繰り返してもらって質疑応答 ・簡単な文を一文ずつ書く ・短い文章を一文一節ずつ理解 |
A2 | 初級 | ・身近な毎日のことについて直接的+簡単なコミュニケーションをとれる(自ら会話を進めることはできない) ・but, but becauseなどでつなげた文が書ける ・日常的な言葉で書かれた身近な出来事についての短く簡潔な文章は理解できる ・ハッキリゆっくりした発音であれば具体的な必要性を満たせる程度に理解できる |
B1 | 中級 | ・日常会話に準備せずに参加できる ・見たことあったことについて説明できる ・英語のテレビ番組を聞いて理解できるけど、字幕は必要 ・興味のあること、トピックについてシンプルな文章が作れる ・簡潔な文章なら要点がつかめる |
B2 | 中級 | ・ネイティブと流暢かつ自然にお互いストレスなく対話ができる ・本や記事など、入り組んだ文章の要点が理解できる ・関心がある分野の話題について明瞭活詳細な文章を作成できる ・身近な話題でなくても個人間・社会・学問などで出くわす話題について標準語で話されれば理解できる |
C1 | 上級 | ・ほぼ努力する必要がないくらい楽に流暢に、自然に言いたいことを表現できる ・概念的に難しい話題のみ、その流れを邪魔する ・ジョークや「察して」の理解ができる ・専門外の長い文章も、繰り返し読めば詳しく理解できる ・専門外の話題の長い発話でもついていける (耳慣れしない話し方の場合は細部を確認しなければいけないことも) |
C2 | 上級 | ・無敵 |
YL(Yomiyasusa Level)
SSS英語多読研究会が英語多読で読む本のレベルを表す際に使われるYL(Yomiyasusa Level)は0.0 から 9.9 までの 100 レベルあります。
レベル | YL | CEFR | 英検 | Lexile指数 |
---|---|---|---|---|
0 | 0.0-0.9 | A1未満〜A1 | 5-準2 | 0L~620L |
1 | 1.0-1.9 | A1 | 準2 | ~620L |
2 | 2.0-2.9 | A2 | 2 | 180L~910L |
3 | 3.0-3.9 | A2-B1 | 2-準1 | 180L~1210L |
4 | 4.0-4.9 | B1 | 2-準1 | 180L~1210L |
5 | 5.0-5.9 | B2 | 準1 | 1000L~1370L |
6 | 6.0以上 | B2-C1以上 | 準1-1以上 | 1000L~ |
色々調べたのですが数字は明確ではありませんでした。目安として掲載させていただいております。
Oxford Reading Club(ORC)で読める本のレベル
ORCを全部読み終えたらどのくらいのレベルまで到達するの?
ORCにはCEFRレベルがA1以前からC1までの本がそろっています。
CEFRレベル | 英検 | ORC内の蔵書数 |
A1以前 | 85冊 | |
A1 | 3級 | 275冊 |
A2 | 準2級 | 190冊 |
B1 | 2級 | 163冊 |
B2 | 準1級 | 27冊 |
C1 | 1級 | 5冊 |
(2023年12月時点では1021冊貯蔵されていますが、レベルを検索をかけて調べたところ745冊となりました。残りの276冊はどのレベルなのでしょう💦新たな疑問が…)
A1以前の幼児向けのレベルから英検1級レベルまでそろっていることになります。
読み進めていくうちに、自然と英検2級レベルの語彙が増えそうな予感!
B2・C1レベルの本の冊数が少なそうなので、英検1級対策というよりは英検2級レベル前後をORCではメイン層としているのかもしれません。
ですが、検索にのってこなかった276冊がB2・C1レベルが多いのかもしれませんし、B2・C1レベルの本はページ数も語彙数も多いです。
天下の「オックスフォード大学出版局株式会社」が作っているアプリなので、C1レベルの熟達した言語使用者まで対応していると予想しています。
ORCを続けていく上で気が付いたことがありましたら追記していきます!
Oxford Reading Club(ORC)に入っているOxford Reading Tree(ORT)のレベル
ORTを読み終えたら、次の段階のシリーズ本に移行できると英語多読の本コーナーを設けている図書館の司書さんに聞いたのですが、ORCにおけるORTはどのような位置づけなの?
ORTは10段階のレベルがあるイギリスの小学校で国語の教科書として8割以上で採用されている物語です。
オックスフォード・リーディング・ツリー(ORT)とは?
https://www.oupjapan.co.jp/ja/gradedreaders/ort/index.shtml
- イギリスの約80%以上の小学校で採用されている「国語」の教科書。
- かわいいキャラクター達が登場するユーモアあふれる「オチ」がある短いお話が200話以上あり、すべてネイティブの子供たちが使う自然な英語でつづられています。
- 10段階にレベル分けされ、頻繁に使う表現が繰り返し登場するため、英語学習用としても最適。
- 物語はおもに主人公のキッパー少年とその家族や友達の日常生活を描いているので、まるで日本にいながらイギリスの家庭にホームステイしている気分も味わえます。
レベル1、レベル1+、レベル2、~、レベル9までの10段階です。
レベル1は文字がないので、レベル1+から始めます。
ORCにはORTのレベル9までの本が297冊あります。
ORCでのORTはCEFRレベルは載っていないのか、レベル9までと示されています。
レベル9とありますが、CEFRでいうとORTはレベル9まで読み終えるとA1未満のようです。
ORT(Oxford Reading Tree)はYLレベルでは「~0.9」のようです。
「YL ~0.9」はCEFRではA1未満になります。
ORT(Oxford Reading Tree)シリーズを読んで初めて多読英語のスタートラインに立てるということなのかな。
ORTを読み終えた後もまだまだORCには本があるので、C1レベルまでの本をどんどん読み進めていくことができます。
(ORC所蔵のA1未満の冊数は85冊、A1は275冊なので、もしかしたらORTはA1レベルになるのかもしれません。)
ハリーポッターの原書のレベル
ハリーポッターの日本語版を読んで親子でファンになりました。
Amazon Kids+の読み放題に日本語版も英語版も全シリーズあります。
Kindle Unlimitedは月額980円
Amazon Kids+は月額480円
小学生までは半額でハリーポッターが読めるのでコスパがいいです。
ハリーポッターの日本語版はAudible版で風間 杜夫さんが朗読してくれているのが、聞き放題で聞くことができます。
読む量が多くて、大人は目が疲れるため、子どもは視力低下を防げるのでオーディオブックは助かります。
原書で読むことを目標にしています。
Amazon Kids+ではKindleで読むと単語がその場で調べれるのがメリットです。
英語版のオーディブルはこちら
Audible版はStephen Fryさんが朗読されています。
ハリーポッターの英語レベル
ハリーポッターは英語圏の子どもたちが読む本です。
Amazonの対象読者年齢は8歳以上となっています。
SSS英語多読研究会の多読英語によると、ハリーポッターはYLレベル9にあたります。
YLレベル9はCEFRのC1以上と思われます。
またLexile指数は880LとなりCEFRではB1、英検2級のレベル感のようです。
ハリーポッターは造語(魔法の言葉など)が色々あるので、そのあたりが難しくてYLレベルは9となっていると予想しています。
ですが、英語圏の子どもたちが読む本です。
実際に10歳の娘が夢中になって日本語版を読んでいたので、その勢いで英語版も読んでもらいたいところです。
英検2級レベルまで行けたら補助本も用意して促してみるか、ORCで順番に読んでいってもらうか考えたいと思います。
まとめ
英語多読をORCから始めた場合、全部読み終えるころにはハリーポッターに挑戦できるくらいの英語力がついていると予想できました。
実際に、どのくらいでハリーポッターが読めるようになるか実践していきます。
英語をはじめて3年目くらいでハリーポッターの原書を読めていたらいいな。
できたら来年には読みたい!